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2017年夏季ボーナス見通しは0.4~0.9%の小幅増【シンクタンク3機関】


2017/04/10 9:29
カテゴリ:経営・経済動向 賃金・給与

このほど、シンクタンク3社による民間企業の2017年夏季ボーナス予測結果が、それぞれ公表されました。各社とも厚生労働省「毎月勤労統計」の集計ベースでみた支給額の増減を予測対象としており、変動幅は異なるものの、3社の予測はいずれも前年比で小幅な伸びを見込む内容となっています。
このうち、前年比0.5%増を見込む第一生命経済研究所は、大手の妥結水準は前年並みから前年比微減の見通しながら、組合組織率が低く直近の収益改善が反映されやすい中小・零細企業の水準増が底上げ要素になるものと予測。
前年比0.4%増を予測する日本総合研究所は、円安を背景とした製造業の収益改善や、情報通信業などの増益を好材料と見る一方、先行き不透明感から支給月数増加は見込みづらく、所定内給与改善分を反映した小幅な伸びにとどまると見ています。3社では最も高い0.9%の増加を予測する三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、円高や内外需要の回復を好材料に挙げるとともに、雇用者数の増加が続く中、ボーナスが支給される事業所で働く労働者数の増加もプラス要因になるものと見ています。


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