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労務ニュース

令和元年版「男女共同参画白書」を公表【政府】

2019/06/14 10:29
カテゴリ：経営・経済動向

政府は14日、令和元年版の男女共同参画白書を閣議決定し、国会へ報告しました。同白書は男女共同参画社会基本法によって作成・報告することが定められており、例年、男女共同参画週間 （毎年6月23日～29日）に合わせて閣議決定されています。
今回公表された白書では、特集として「多様な選択を可能にする学びの充実」をテーマに取り上げ、女性の教育・学びの進展、多様な進路選択を可能とする取り組み、社会人の学び、学びの充実を通じた男女共同参画社会の実現に向けた課題や取り組み等を分析しています。この中で、「仕事のための学び」に関しては、企業における研修の実態について受講状況、研修内容ごとの実施状況のいずれでも女性が男性より低い水準にある問題を指摘。また、管理職育成を開始するタイミングが出産・子育てのピークに重なる一方、育児・家事負担が女性に偏る傾向にあることから人材育成に必要な経験を積みにくい問題を挙げ、働き方の多様化に応じたきめ細かな雇用管理や研修・人材育成のためのマネジメントの重要性を強調しています。併せて、医療・福祉や宿泊業・飲食サービス業など、就業者に占める女性割合が高い産業から女性の学びの機会を充実させ、中核的人材育成の試みが増えていくことも管理的職業従事者の男女差改善への一歩になると分析しています。

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