労務ニュース
中央最賃小委員会が令和元年度地域別最低賃金額改定の目安を決定【厚生労働省】
2019/07/31 13:37
カテゴリ:賃金・給与
厚生労働省に設置されている中央最低賃金審議会目安に関する小委員会は31日、令和元年度地域別最低賃金額改定の目安を下記のとおり決定しました。
・Aランク:28円(前年度引き上げ額27円)
埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪
・Bランク:27円(同26円)
茨城、栃木、富山、山梨、長野、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、広島
・Cランク:26円(同25円)
北海道、宮城、群馬、新潟、石川、福井、岐阜、奈良、和歌山、岡山、
山口、徳島、香川、福岡
・Dランク:26円(同23円)
青森、岩手、秋田、山形、福島、鳥取、島根、愛媛、高知、佐賀、長崎、
熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
※今回は都道府県のランク変更は行われていない
この目安による引き上げ額の全国加重平均は27円で、昨年度の目安額(26円)を1円上回り、地域別最低賃金が時間額表示のみとなった平成14年度以降では最も高い引き上げ幅となります。また、この目安どおりに各都道府県の地域別最低賃金が引き上げられた場合、全国平均額は901円となります。中央最低賃金審議会はこれらの改定目安について、本日31日の午後に開催する審議会で根本厚生労働大臣に答申を行う予定です。※上記の目安額に関する厚生労働省ホームページ「報道発表資料」での公表は、中央最低賃金審議会の答申後となる見通しです