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「過重労働解消キャンペーン」の重点監督結果、対象事業場の3分の2で法令違反が明らかに【厚生労働省】
2018/04/23 15:36
カテゴリ:労働問題 労働災害 安全衛生
厚生労働省は23日、昨年11月に実施した「過重労働解消キャンペーン」における重点監督の実施結果を取りまとめて公表しました。今回のキャンペーン期間中の監督指導対象は7635事業場に上り、このうち全体の約3分の2に当たる5029事業場で労働基準関係法令違反が明らかになっています。是正勧告書の交付対象となった違反内容別の内訳では、違法な時間外労働が2848事業場(37.3%)、賃金不払残業が536事業場(7.0%)、過重労働による健康障害防止措置が未実施のものが778事業場(10.2%)となっています。このうち違法な時間外労働があった事業場で、時間外・休日労働時間が最長の者の実績を調べた結果では「100時間超・150時間以下」が880事業所(30.9%)、「150時間超・200時間以下」が177事業所(6.2%)、さらに「200時間超」のところが45事業所(1.6%)となっています。
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